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2023年04月05週
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(前週よりのつづき)
・3月25日 「第一原発処理水、24時間連続放出検討」「除染土の再利用事業、飯舘・長泥に試験水田」
・3月27日 「核燃料サイクル、実現遠く、再処理延期、最終処分地未定」「飯舘・長泥の避難解除、村長『解除3要件満たす』来月中旬、国・県と日程協約」
・3月28日 「東電、処理水を初採取、第一原発測定、確認設備」「第一原発1号機の原子力燃料格納容器、内部調査きょう再開」
・3月29日 「東電、第一原発1号機、原子炉燃料格納容器、内部調査を再開」
・3月30日 「第一原発1号機調査、原子炉土台内部も破傷、東電『デブリで溶けた可能性』
・3月31日 「第一原発1号機、東電、耐震性評価へ、原子炉土台半周損傷」
・4月1日 「第一原発1号機、制御棒を動かす装置に、塊状の物体付着」
・4月4日 「富岡、浪江の復興拠点外期間困難区域住民、回答者半数『帰還希望』」
・4月5日 「第一原発1号機、東電内部の動画公開、原子炉土台、全周損傷か」
・4月7日  「ドイツ脱原発、15日完了」
・4月9日 「放射性物質の汚泥、満杯迫る/福島第一処理水施設運用5年遅れ/廃炉への影響懸念」(朝日新聞)。
・4月18日 「原発推進法案/根本の議論尽くせ」(朝日新聞)。
・4月20日 「東電賠償『特別負担』ゼロ/赤字理由国民負担増も、10年ぶり」(朝日新聞)。
 東電福島の事故で発生する(発生し続ける)放射性物質は多岐に渡りますが、そのいずれも本来は環境中に存在することがあってはならないものです。そもそも、原子力発電所の稼働の条件は、放射性物質を環境中に放出しないことでした。それが条件であるのは、環境中に放出された放射性物質は、それを処理する(たとえばその害を消去する)ことは不可能だからです。東電福島の事故が「重大事故」であるのは、その処理不能の放射性物質が環境中に放出され、かつ事故から12年経った今もその放出を止めることができないことです。
 「増え続ける汚染水から取り除いた放射性物質の汚泥(スラリー)の保管場所が満杯に近づいている」のスラリーは処理不能のまま増え続けています(「放射性物質の汚泥満杯」は、もちろんこれだけではありません)。「…福島第一原発1~4号機の南側の高台にある『使用済み吸着塔一時保管施設』。1月下旬、東電社員は『この箱の中にあるのがHIC(高性能容器)で、その中身がスラリーです。処分方法が決まるまでは、しばらくここで保管することになります』と説明した」「東電によると、スラリーは多核種除去設備(ALPS)で汚染水から取り除いた放射性物質を含んだ泥状の廃棄物。HICはそれを入れる容器で、表面は1時間当たり10ミリシーベルトを超えるものもあったという」「HICはここ1年、2日に平均1基ほどのペースで増加。3月2日時点のHICは4143基。保管容量の98%に達している」(4月9日、朝日新聞)。
 こうして「汚泥」と言われたりしていますが、処理不能の放射性物質で、更に多核種を除去しても、処理不能で残ってしまうのがトリチウムです。同じように、およそ1000トンのトリチウム汚染水のタンクも、置き場所が得られない要するに「満杯」ということで、他でもない国・政府が汲み上げた海水で薄めて海洋放出することを決定しています。
 別に、溶融した原子炉を外部から注水して冷やした水は超高濃度の汚染水となって漏れ出していますが、その第一段階で除去して「保管」されているのがセシウムです。
 セシウムは「吸着塔」でそれだけが吸着・分離され専用の容器に移され、「満杯」になると容器ごと新しいものと交換される(されることになっています)。当然、この時のセシウムは高濃度ですから、人間が「よいしょ」と運んだりはできませんし、そもそも高さ約5メートル、直径1メートルを超えるとされるステンレス製の容器(だったと思います)ですから、移動も保管も、前掲のALPSの場合同様、保管場所の確保は簡単ではありません。
(次週につづく)
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